屈折する星屑エセー

本職は医療従事者ですが雑記帳として綴ります。

小学生の3割、高校生の7割がメガネっ娘時代へ!!

 

視力1.0未満 高校生67% 小学生も過去最高。

子供たちの視力が悪化し、裸眼で「1.0未満」の高校生の割合が過去最高の67.09%に上ったことが21日、文部科学省の平成30年度学校保健統計調査(速報値)で分かった。小学生も過去最高を更新。携帯ゲームの長時間利用などが影響しているとみられる。(中略)調査は今年4~6月、全国の幼稚園児から高校生まで5~17歳を対象に、抽出式で行われた。それによると、視力1.0未満の割合は幼稚園児で4人に1人の26.69%、小学生で3人に1人の34.10%、中学生では半数以上の56.04%だった。いずれも統計を取り始めた昭和54年度から増加傾向が続いており、小学生は4年連続で過去最高を更新。(中略)

 文科省では「スマートフォンや携帯ゲームの画面を近くで長時間見るなど、近年の子供たちの生活習慣が影響しているようだ」と推測している。

『産経新聞』2018年12月22日朝刊 22面「視力1.0未満 高校生67% 小学生も過去最高」

 

携帯電話の所持率は95%

 この視力低下の記録更新の原因を考えたときに、文科省でなくとも誰もがスマートフォンを真っ先に疑うであろう。他の時代だったらテレビだったりテレビゲームだったりと候補はあるだろうが、現代において最重要参考人(物?)はスマートフォンで間違いない。哀しいかな、勉強のしすぎだろう、とは誰も思わないわけである。

 

ここで総務省のデータを引用すると、2017年には世帯の94.8%が携帯電話を持ち、その内スマートフォン所持率は 75.1%となっている。総務省|平成30年版 情報通信白書|情報通信機器の保有状況(最終閲覧日:2018年12月30日)

この数値の年齢別の割合はわからないが、世帯で約95%の所持率ならもちろん中高生も例外ではなく、はたまた小学生も含まれるかもしれない。

 

スマホと社会の深化

問題なのはこのように高い所持率ではなく利用時間が視力に直結するという点である。現在はスマートフォン依存社会となった。何をするにもスマートフォンがあれば大体の用事は事足りるのである。裏を返せばスマートフォンが無ければ生活に支障をきたす。分かりやすい例が2018年12月6日のソフトバンクによる大規模通信障害だ。この日は日本全国で一時的に経済活動や日常の生活がストップした。それだけ人々はスマートフォンを眺めて暮らしているということである・・・と、このようにつらつらと自明のことを私が言わなくても、いわゆるガラケーからスマホへ移行したユーザーは以前より液晶と向き合う時間が格段に増えたことを身を持って知っているはずである。

 

10代0代のスマホ事情

本題に戻ると、中高生にとってスマートフォンとは学園生活を謳歌するための必須のツールである。これは自身の経験に照らし合わせてみてもよくわかる。(もっとも私の場合はパカパカケータイの時代だったのと、親の反対で持たせてはもらえなかったが)

では小学生はどうだろうか。防犯のためにスマホを持たせる親もいるかもしれない。スマホを持つ・持たないの格差が不憫で子供に買ってあげる場合や、親のスマホを借りて遊ぶ場合などスマホを触る機会が多いのは想像に難くない。

 

もっと下の世代、幼稚園児以下はどうか。物心ついた時からスマホが生活の一部として既にあって、その存在に何も思わないだろう。私にとってのテレビのようなものである。かつての親がテレビを子守代わりに用いたのと同様にスマホやタブレットを触らせといたら泣く子も黙るという恩恵を享受している。また子供は親がスマホをいじっていたら自分も触りたくなるというものである。

 

という具合にティーネイジャーのざっくりとした世代別スマートフォン接触理由を考えてみたが、それぞれに液晶とにらめっこするそれなりの理由がある。テレビや据え置きのゲーム機と違ってスマートフォンは携帯するという至極当たり前の機能がついているために時と場所を選ばずに2億4000万の毛様体筋を硬直させる。

 

視力1.0以下の世界

視力1.0を切るとこれまでに見えていたものが明らかにうすぼんやりしてくる。メガネもしくはコンタクト生活の始まりを予期し、いつその時がくるのかと不安を持ち続ける日々。自分の事を振り返ってみても、ニンテンドーとセガそしてビルゲイツの画期的な発明により今では立派な超ド近眼界の住人である。言葉をかえるとビン底メガネ族ともいえる。目が小さくなり輪郭は大きく歪む、この逆整形を代償に私は今車に乗る資格を得ている。今の状態になるまでは早かった。一度視力が低下し始めたら際限なく近視が進んでいった。そうして私の顔の前を数々のメガネが通り過ぎ、新しくなるたびレンズは厚く歪んでいった。

 

将来は国民皆眼鏡?

今回の調査では将来ド近眼予備軍が小学生で3割以上もいて高校生は7割に達しようとするものだ。メガネをかけている小学生を見ると、いたたまれない気持ちになる。特に女の子だとなおさらだ。現状メガネ業界とコンタクトレンズ業界は喜ぶかもしれないが、できるならこの不便な生活を味わってほしくはない。そうならないためには何ができるか。

 

スマホを使わない。タブレット端末もテレビも見ない。

 

というのは情報社会が深化した日本ではどだい無理な話だ。ポンコツ技師の私には解決策などわかるはずもない。大人がデスクワークでパソコンを使いたくない、なんてことになればyou are fired!!となるだけであり、子供達から液晶端末を取り上げればいいというのも横暴である。プログラミングが必修になる世代にそれは時代に逆行している。緑を見ろ、星を見ろと言っても都会では何にも見えないだろうし、仮に遠くを眺めたところで焼け石に水だ。

 

 

提言

10代の諸君へ告ぐ。

10代の成長期こそ近視になりやすい。ビン底メガネおじさん(おばさん)になりたくなかったら、これを実践してほしい。

 

スマホを捨てよ、外へ出よう

 

という非現実的かつ意味不明な提言で終わります。