屈折する星屑エセー

本職は医療従事者ですが雑記帳として綴ります。

消毒用アルコールはインフル撃退に最適!スキあらばモミモミ。

インフルエンザウイルスVS手指消毒用アルコールジェル

今週も猛威をふるっております。インフルエンザ。みなさん元気にお過ごしですか。今日は前回の記事で紹介した予防策のうち、アルコール消毒について掘り下げてみようと思います。

むろん、退社前のオヤジ連中が言う「アルコールでうがいしに行こうや!」で使われるアルコールの意味ではありません。 

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インフルエンザウイルスの特徴

かの偉大なる兵法化・孫氏の有名なことわざに敵を知り己を知れば百戦あやうからずというものがある。これに乗っとりインフル撃退のために正体から探りたい。まずはインフルエンザウイルスとは一体どんなやつなのか、わかりやすく解説してくれているページがあるので紹介したい。

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「インフルエンザウイルスの特徴」SARAYA『感染と予防』http://pro.saraya.com/kansen-yobo/bacteria-virus/influenza.html

増殖力

鼻や喉の粘膜に付着した1個のウイルスは1日で100万にも増殖する・・・1万円を一日寝かせといたら翌朝100億円になる計算。とんでもないやつだ。そりゃ高熱も出るよなと納得の増殖力。

エンベロープウイルスとその弱点

インフルエンザウイルスはエンベロープと呼ばれる脂質性の膜を持つらしい。そしてこのエンベロープがアルコール消毒の突破口となっているというのだ。このエンベロープを持つウイルスをエンベロープウイルスという。

f:id:xray-stardust:20190129195854p:plain「インフルエンザウイルスの特徴」SARAYA『感染と予防http://pro.saraya.com/kansen-yobo/bacteria-virus/influenza.html

アルコール消毒にて撃退

インフルエンザウイルスがアルコールに弱いことはご承知の通りである。では具体的にアルコール消毒はどう使えば効果的なのか。

手指消毒のやり方

私の手をいつも守ってくれているSARAYAさんに教えて頂く。

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手指消毒手順|医療関連感染の予防にアルコールによる手指消毒を強く推奨しています|サラヤ株式会社の医療従事者向けサイト「Medical SARAYA(メディカルサラヤ)」

https://med.saraya.com/who/tejun.html

要は指先から手首まで丁寧に乾くまですり込む、ケチケチせずしっかり使うというのがポイントらしい。

目安時間は?

“乾くまで”を目安にされてもざっくりしている。具体的に何秒!?その答えはこちら。

f:id:xray-stardust:20190129201437p:plain「アルコール手指消毒剤のインフルエンザウイルスに対する不活化効果(%)」SARAYA『感染と予防』http://pro.saraya.com/kansen-yobo/bacteria-virus/influenza.html

インフルエンザウイルスの不活化はアルコール消毒モミモミ15秒で99.99%以下

検出限界以下との注意書きがとてもカッコ良い。

まとめ

15秒徹底的にモミスリすれば99%以上不活性化!

手が大きい人はケチらずたくさん使え!

実際に手順を踏んでみた

私の普段モミモミはインフルの活動限界15秒を超えているのか。

うちの病院に配備されているのはSARAYA製サニサーラEGO 500ml。ワンプッシュ1ml。普段は何気なく手に取り自己流で消毒しているのだが、今日はSARAYAマニュアルを参考にしてモミモミしてみた。果たしてマニュアル最後の手首スリスリまで、乾かずにかつ15秒以上で到達するのだろうか。ちなみにメーカーの実験によるとワンプッシュ18秒が平均。

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速乾性手指消毒剤(手指消毒用速乾性アルコールジェル)サニサーラEGO製品チラシ https://med.saraya.com/products/pdf/42078flier.pdf

 さてモミモミ手順後半⑥番の親指グリグリあたりで乾き始め苦しくなるのだがなんとか両手首ゴリゴリまでジェルはもってくれた。ちょうどそこでジェルは乾ききり、モミ時間は16秒弱となった。ワンプッシュの量で手の全体を網羅し、乾くことなく15秒は擦れるように計算されている。よし、再び私の手掌はインフルの魔の手から守られた。

結語

今日はインフルエンザにアルコール消毒は有効かと調べてみたが、テキメンということが判明した。

友人は土日家に引きこもっていたのにインフルに感染したという。原因は通勤電車しか考えられないと言っていた。備え付けのアルコールが無い環境では粘膜が無防備になってしまう。一つの方法として携帯用のアルコールジェルをカバンに忍ばせておく、というのが感染防止に一役買ってくれるだろう。

小さなお子様と高齢者のいるご家庭は積極的に導入してほしいと思う。