屈折する星屑エセー

世はさだめなきこそ いみじけれ

日本沈没は2020ではなくて2019か。台風19号とNETFLIX

来年の東京オリンピック後の日本を舞台に、小松左京によるSF小説の金字塔『日本沈没』がアニメ化されることになりました。

これはもう期待する他ありません。

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2020年の東京オリンピックを境に日本経済は失速するという予測が出ていますね。

繁栄のピークを過ぎた日本を襲うディザスター。

劇中ではいろいろな沈没を見せてくれることでしょう。

(筒井康隆の『日本以外全部沈没』はここではあえて触れません)

 

ですが今回の台風19号の報道を見ていると2020年まで持つのか日本、という気がしてなりません。友人はワルプルギスの夜が来ると言っていましたがその可能性が濃厚ですね。みなさんご存知の通り、過去最強とまで言われています。

特筆すべきは今回の台風は首都圏を狙い撃ちするかのようなコースであること。伊豆辺りから上陸し東京、そしてまだ前回の台風の傷跡の残る千葉を横切る予想が出ています。

筆者の地域では”目”から遥かに距離があるのに外の風はうなっています。

このクラスの台風が東京を直撃すれば再び都市機能は麻痺するでしょうね。

 

そこで筆者は思います。

東京一極集中のツケがまわってきたのではないかと。

今回の台風は日本を試しているような気がしてなりません。

例えば来年のオリンピック時に起きるかもしれない災害・事件・事故の対応策、もしくは関東直撃の南海トラフのシミュレーションとして。

しかしながら仮に南海トラフが首都直下で発生した場合は今回の台風19号とは比べ物にならないくらいの被害レベルだと思います。それこそまさに日本沈没。

 

政府はこれまで東京一極集中の是正として地方創生を掲げてきました。地方活性化が叫ばれて何年になるのでしょう。長い間政策としてきましたが、みなさんご承知の通り全く改善されておりません。というよりむしろ関東一円の人口流入が増加し地方からの流出が一層進んだ結果となっていますね。

この状態での東京を襲う大災害は関東だけでは話は終わりません。

「日本」が終わります。

なぜ首都機能移転を進めてこなかったのか、と沈没の時に言ってもそれは後の祭りです。

 

今回の台風19号の被害がどれほどになるかわかりませんが、事前準備のおかげで無事にやりきったとしましょう。

そこで官民挙げての対策が功を奏した、と思ってはいけない。これは災害の発生がわかっている状況での対処療法でしかないですね。

大地震は予測不能です。

根本的な構造を解決しなければ、東京の沈没は日本全土に一瞬で波及します。

なんとか首都機能移転、分散させてリスクを減らしてほしいものです。投資の初心者向けの本にもリスクは分散させましょうと書いてあるのに国家でそれができてないとは。

災害に見舞われない地域まで機能が停止すると間違いなく国が消滅します。

これが政治の限界なのでしょうかね、東京に三権を集中させるメリットもとい巨大利権があるのでしょうか。

古代から日本は中央集権じゃないと成り立たないとかいう文化的議論もあるのかもしれませんが、それぞれの国家的機能を物理的に近くに配置する意義、東京に置く意味が現代の高度情報社会であるのかどうか大変疑問です。

 

それはともかく

2020年までもってくれ日本。

そしてこの記事を読んでくれた台風真下の皆さん、3連休は家から出たらいけませんよ。

遠い空の下、無事を祈っております。