屈折する星屑エセー

世はさだめなきこそ いみじけれ

メシ食わせろ!台湾に行きたいわん!九份から瑞芳駅、混雑回避作戦。地獄の788バス【二日目:九份から基隆編】

ニイハオ。朋友!
スローペースで進んでおります台湾旅行記です。今日も遊びに来てくれて謝謝。

 
前回は九份で雨に打たれながらも映画館で休憩し、服が乾いたところで基隆行きのバス停に向かうところまででした。

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二日目これからの旅程:九份⇨基隆⇨台北

現在16時30分頃

なぜ瑞芳駅に戻って台北へ帰らなかったのか。

せっかくなら元来た道を引き返すよりも、近くまで来ているのだから基隆を見てみたかった。

私は過去3度ある台湾旅行で基隆には行ったことがなかったためカミさんにお願いして寄ってもらうことにしました。基隆は高雄が出来るまで台湾随一の港であり、終戦時には日本人が数多くこの港から帰国したという歴史を踏まえ一度どんなところか肌で感じたかったのですね。

地獄の九份老街バス停

台湾の人の服装は統一性なし

二日目の朝、ホテルを出る時に服装について二人で話した場面がありました。この日の台北は気温が低めですが日本から持ってきたコートは必要なさそうな具合。日本の春のような感じです。そして私には前日からの疑問が

台北の人は服装がバラバラ。半袖Tシャツの人もいればダウンを来てる人もいる。これはなぜだろう。

これはきっとバイクに乗る人が厚めの服を着ているのであって、自分達にはジャケットとかコートは必要ない。

という結論のもとホテルを出発したのです。しかしこの日の夕方には台湾コート不要説がいかに間違いであるか身を以て知ることになったのでした。

九份老街バス停

この九份から基隆経由、台北行きのコースはこちらを参考にさせてもらいました。

chie-taiwan.com

九份は超人気観光地のため、瑞芳駅までの帰りのバスはとてつもなく混んでいる。だったら九份から基隆へぐるっと回って台北に戻っちゃえば?

という提案をされています。

なるほど!と思った私たちはこのコースを採用しました。

早い話、黙って788号のバスに乗れということです。

ではセブンイレブンから坂を登って上のバス停へ行きます。

上ですよ!!坂を降りてはダメです!

そこは降車用バス停です。なぜ入念に繰り返しているのか。えぇ、間違えましたよ私。

お察しの通り軽く怒られました。

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ここが乗車用バス停(九份老街)です。

足のステップ見てください。基隆と書いてます。

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そして788(基隆)などそれぞれのバスの行き先案内があり、さらにバス停には誘導のお兄さんもいて行き先を聞いてくれるので安心です。

この案内板ですが漢字は読めませんがなんとなく意味はわかりますね。長くても20分は待てばOKらしいです。

我々が乗る予定のバス788基隆はこちら。

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電光掲示板見てください。

目前未発車

と書いてあります。

あー良かった。待たなくて良さそうですね。だって未発車てことは少なくとも目の前まで来ているということになりますよね。

雨に濡れたカミさんもこれで一安心。

しかしこの間も雨粒を横に吹き付ける風が体に直撃しています。

 

早よこんかな788号。

 

だんだん寒くなってきました。

 

まだこねぇ。10分経った。

 

芋煮であったまった体が!映画館で乾かした服が!

 

さらに10分。服も髪もビショビショ。カミさんと二人で寒さに耐えます。

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目の前をガラガラの台北行きバスが何台も通り過ぎていきます。

た、台北行きが混んでるだと···?(噂では)

がら空きじゃないか!!

もうこうなったら台北に行ってやるぜ!!!

・・・いやいや、基隆の夜市でご飯食べる。寒いけど我慢我慢。なんかあったかいもの食べよう。

 

プラス10分。傘さしてるけど意味がない。もうどうにでもなれ。

 

このバス停、屋根が短すぎる!垂直に降る雨ばっかりじゃないのに。なぜもっとひさしを伸ばさないのか!!

誘導のお兄さんずっと笑顔ですごいな!

 

角度を付けて降る雨にさらされること40分、ようやく788号バスが到着しました。

20分おきではないのか!!なぜだ!!

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しかし、日本ではないからね。そんなもんでしょう。

あまりに嬉しくて思わず写真を撮りました。

これでなんとか生き延びた。最悪の状況は脱した。良かった。私たちは安堵とともにバスに乗り込みました。

 

・・・しかし本当の地獄はこれから始まるのです。九份やバス停で雨に濡れたのはまだプロローグにすぎません。

こうして私達は台湾のバスがいかに恐ろしいか知ることになったのです。

地獄の788号バス

治りかけていた風邪がぶり返しそうです。早くバスに乗らねば!

服もバッグもズブ濡れですが、乗っている間に少しは乾くでしょう。そこで嫌な発見をします。

 

座席がプラスチック、だと!

 

樹脂がむき出しのイスのため濡れた体の水滴はそのまま自分に返ってきます。背もたれに寄りかかることもできず、接触部分はお尻のみ。

この時点で会話はほぼありません。

バスが走り出すと、再び嫌な予感が。カミさんがひとこと、

 

冷房、ついてない?

 

ただでさえ冷えている肉体を追い討ちをかけるかの如く凍えさせる冷房。そして強風!体はガチガチです。シバリングですよこれは。頼れるのは己の体温のみ。

外の景色はツラすぎてよくわかりません。狭い道をぬうようにバスが走っていったような気がします。しかし運転手さんの背中が視界に入った時、朝ホテルで思った謎が全て解けました。

運ちゃん、ダウン着とる!!!

ダウンジャケット着るくらいなら冷房の方切ってくれ!!

これは何ですか?運ちゃんの“真夏に冷房ガンガン付けて鍋をつつく”的な贅沢ゲームに我々は付き合わされているのですか?

 

真相はこうかもしれません。

もしかしたら南国台湾のバスは暖房機能がついてないのでは。そして街中でよく見た厚着の人たちは山間部から出てきたのでは。きっとこれが答えなのです。

 

冷房にさらされること40分。

水曜どうでしょうで人気の“地獄の深夜バス”でもここまで悲惨じゃないと思います。そんなことをおぼろげに考えながら、ひたすら耐えます。

寒中の木の芽。

この間の記憶は定かではありませんが基隆に着きました。

上のサイトで紹介されていたように夜市に近い終点ひとつ手前のバス停で降りることもできず、基隆駅に到着です。

バスから降りるとそこでも雨。

カミさんは基隆までの道中は「寒い」と「お腹減った」しか言わなくなりました。

壊れかけのレディオみたいになったカミさんを一刻も早く救わねば!

なんかあったかいもん食わさねば!!

どげんかせんといかん!! 

 

ということで次回は基隆夜市に行きます。

メシ食わせろ!というタイトルなのですが、ごはんが一度も出てきませんでした。どいぶーちー。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。