屈折する星屑エセー

本職は医療従事者ですが雑記帳として綴ります。

医療現場の完全自動化は今の技術では無理だな。AIとかIoTとかオートメーションとか

来月から私の勤務する病院の給与体系がガラっと変わるらしい。旧体制の古い賃金システムを今でいう「見える化」と「スリム化」することで効率化させ人件費のコストカットにつなげる狙いがあるようです。

病院の支出に対する人件費は50~60%が一般的だという話です。医業は最終的な機械化は非常に難しい業務のため、人件費が支出の半分以上というのはある意味仕方のないことで、今後もこの割合はある程度続くのかなと思います。

というのもビッグデータを活用した支援や技術の向上で診断や事務のシステム面でも効率化が進んでいくと思いますが、最終的に患者さんに対して医療行為を行うのは人間には変わりありません。

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SF映画などでよくみるカプセル的なのに入って自動で治ればいいですけど、そのような未来はまだまだ先のようです。だからといってアンドロイドのような人型ロボに処置をされてもなんか怖いですし、安心もできません。そこには気持ちや感情がありません。自分が入院してアンドロイド的なのに

「痛いですよね?大丈夫ですか?」

と声をかけられても

「おい!」

ってなりませんか?私なら思います笑

「痛覚の回路つけたろか!!」

みたいな。その点C3POは優秀かも。怖がるし、痛がるしかなり人間的笑

また介護の現場でも本人は認知が出ているかもしれませんが、家族感情として許せないものがあると思います。あたたかみのある居住・介護サービスの提供にお金を払っているのに自分の親がロボに世話をされていたら、さながら姥捨てマウンテンになると思うのですね。

さらに容態急変時や救急対応など臨機応変な判断が求められる現場には絶対に人間が必要です。コードブルーなどの医療ドラマを考えてみるとわかりやすいかもしれませんが、あの場にAI搭載したロボが入る余地は今のところ皆無ですね。2019年の技術では。モタモタしていたらAEDの電気ショックをロボにかませたくなると思います笑

「クッソーこいつショートさせたる!」みたいな。

また自動化が進めば医療事故の際の責任はだれがとるのか、という当然すぎる問題に行きつきます。システムのエラーによるものもあればセキュリティの甘さに由来するものもあると思います。

先日の福生病院で起こった透析中止による患者死亡のニュース、あれは今後調査でわかってくるのでしょうけど最低でも医師、本人、家族の同意があったものと思われます。しかし、国際ニュースで報道されていたのはベネズエラでの政変による停電で40人の透析患者死亡というもの。

人の命は数ではないですが、同意のない40人死亡は福生病院の比ではないです。これを例に透析のダイアライザーやOPE室、ICUが自動化されるのであれば簡単にテロの標的になりうるということでもありますよね。そういう意味では長期の停電は現在でも医療機関はテロにさらされやすいということでもありますが。
長くなりましたが、生命や健康の分野だけに議論や法制化はまだまだ先の話でしょうね。

このように医療行為を受ける側の心理的な問題や施す側の責任問題、そして倫理などなど自動運転とは比べ物にならないほどの複雑さを持っているのが医療福祉業界のオートメーション化だと思うのです。

2025年問題を抱え、それと反比例するように医療福祉職の人手不足が広がる日本では自動化が求められるようになるでしょう。しかし実際のところはいつの未来になるのやら。

今回はなんの下調べもしていません。末端医療職員として医療介護業界の人員削減について考えてみました。本当のところは自動化議論が進んでるかもしれませんしイノベーションが起きているかもしれません。ただ、自動運転でトヨタとSBが提携したり、商品をドローンで無人配達したりという世の無人化の流れで医療業界はむずかしそうだなと思っただけです。

本当は書きたいことは別であったのですが話がそれて膨らんでしまいました。

蛇足かもしれませんが医療機器の進歩はすごいです。自動化まではいかずとも日進月歩とはこのことだなと日々感じてます。

 おわり

 

 本日もダラダラっとした記事を読んでいただきありがとうございました。


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