屈折する星屑エセー

世はさだめなきこそ いみじけれ

私が家を買う理由。それも一戸建て

私が家を買う理由。それも一戸建て

はじめに

今日はなぜ家、しかも一戸建てを買おうと思ったか経緯を書き連ねていこうと思う。

家の購入には資産形成やキッヅの学校、職場との兼ね合いなど住環境を決定するうえで多くの考慮しなければならない項目が存在している。それらを勘案し、どこに重きを置くかでそれぞれ家族に合った最適な選択がなされるわけである。しかし現時点でも

  • 賃貸VS物件購入
  • 物件購入でもマンションVS一戸建て

という不動産業界の終わりなき論争が繰り広げられている。当然、正解などなく各家庭事情に合った選択をする。

私の家庭の場合は新築一戸建てという結論に至った。その過程を自分に都合よく正当化しながらまとめようと思う。

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賃貸ではダメなのか

一戸建てやマンションの購入を検討する際、まず賃貸と比較するだろう。私の場合は物件購入という選択をしたのだがその流れを追いかけたい。

勝間和代先生の教えは家を買うな

これまで幾度かブログで紹介している財形初心者へ送る勝間先生からの聖典『お金は銀行に預けるな』では住宅の項目にこう書かれている。

  • 住宅ローンは銀行を儲けさせるだけ
  • 転勤転職を考えたとき住環境の固定化はリスク
  • 固定資産税、修繕積立金などのコスト

などなど師は物件の購入がいかに蓄財に向いてないか説明し、賃貸を選ぶように結論づけている。

転職の可能性

勝間先生は転勤・転職の可能性を考慮し賃貸が良いとおっしゃっている。

私は放射線技師という職業柄、日本全国転職可能な資格保持者である。もっともそれは求人を出している施設があり、かつ自分の転職希望が合致すればの話である。しかも現職は転勤可能性のあるグループ病院ではないため自分が退職しなければ動くこともない。

この点において、私は終の棲家として昨年転職し引っ越したばかりだ。もうこの土地から動くつもりはない。引っ越しを幾度となくした結果、引っ越し貧乏となっている理由もある。(おかげで免許証の裏が大変なことになっている。)

加えて妻も同時に前職を辞して夫婦ふたりで民族大移動をしたわけであるが、妻もどうやら昨年から勤めている職場を辞めるつもりは毛頭ないらしい。勤務形態・福利厚生など超超ホワイト企業なのだ。空きが出たのも不思議だし、よく滑り込んだなというのが印象である。やりおるな。大変うらやましい。

たまに私が良さそうな求人を見つけてふと口にするとこんな具合である。

私「ここに転職しよかな」

妻「勝手に行ってきてね。単身赴任ね」

私「」

とむべもない。この結果、妻は今の土地を離れるつもりは無く、もし動くなら私一人でというどっしりと根が張った妻のスタンスがよくわかる。
これには理由があって、昨年の夫婦二人の引っ越しは帰省の意味が強い。今後の将来を考えたときにお互いの親が近いところに帰る方が絶対に良いという事情もありUターンをかましたばっかりなのだ。それゆえ、県をまたいだ移動はもう無いだろう。

しかしながらこれは同じ市内、近隣の町内で賃貸物件にすればよいのではないか?の問いへの答えにはなっていない。

地下鉄ホームでのカミさんとのバトル

当時、勝間イズムにとらわれていた私は家の購入は散財の最たるものと位置付けていた。

それゆえ今後

「家を買うつもりもなく賃貸で暮らす。」

「その方が固定資産税や災害時の出費など自分のふところから出ていく分が減る」

と電車を待つ間妻に何気なく話したのだが、それがいけなかった。

妻の顔色が変わり明らかに不機嫌になったのが見て取れた。そこからが長かった。電車待ちの人がごったがえす烏丸四条の地下鉄ホームにて家を持つのが夢だと怒り出したのである。延々と持ち家に対する情熱と展望を語り始め、私は内心早く電車が来るよう必死で祈っていた。言いたかったことは“私の居場所がほしい”の一点のみであった。親や祖母の家とは違う誰のものでもない確たる自分の家を持ちたいと。これがマイホーム願望というやつなのだろうか。

ずっと賃貸なら離婚する

とまで言い出したのでなんとかなだめて電車に乗り込んだ。周りの人々は何を思ってきいていたのだろう。

マルキール教授の教えは家を買え

何度もブログに登場しているマルキール教授の著書では、家に関しては勝間先生とは異なる見解である。 

www.ladystardust.space

 マルキール教授は家を買うようにすすめている。家を資産化させる理由からである。毎月の家賃を大家の懐に入れるのではなく、自分の資産形成の一環として住宅ローンを組むように推奨しているのだ。

しかし、家が資産になるのは駅近の物件くらいだろう。私の経済力では交通の要衝になる区画のマンションなど買えるはずもなく、せいぜい郊外のマンションもしくは田舎の一戸建てになる。その場合に買った家が資産となるのか甚だ疑問である。人口減少、都市部への流入、超過疎化によって日本全国家余りの状態が社会問題となる中、わざわざ田園地帯に家を建てたところで不良債権となるのは確実である。合理的に考えればマルキール派より勝間派に軍配は上がるであろう。

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マンションではなく一戸建てを選んだわけ

ゼニを失うのを覚悟して不合理極まる田舎の一戸建てを選んだ理由がもちろんある。

妻に人ごみでやんや言われたからである。実は合理性を超える何かがそこにあったからなのだ。

展示場の誘惑

ふと雑誌で目にしたとあるハウスメーカー。その頃はまだUターンしていなかったため実際に家を建てるとは意識していなかったのだが、いつかそのときが来ることを見越して建てるならこんな雰囲気にしたいなと思ったのが展示場へ行くきっかけであった。

何気なく妻を誘うと出不精のくせにやたらとノって来たため行かざるを得なくなってしまった。

受付を済ませ、その家に入った瞬間心が奪われてしまった。電撃的ショックであった。家に雷は落ちて欲しくないのだが、そのとき私はこの家しかないと直感的に確信した。おそるおそる隣の妻をみるとポカーンとしていたがその後からテンション爆上げ。

薪ストーブ!!

可愛い!!開放感がすごい!

キッチンが部屋になってるのがいい!私のテリトリーがある!

まくし立てるキッチン・リビングの仕様、暮らしているフリなど小芝居が入りはじめ、私と同じ気持ちなのだなと理解した。かくして住宅展示場というモデルハウに見事に捕らえられた二人なのであった。

田舎育ち

その家は自然との共生をテーマにしているため街中に建てるより田園や森林に囲まれている方がしっくり来る。それゆえ郊外に土地を探そうと決めた。これは家のコンセプトに合わせたのではない。

私は生粋の田舎育ちのためコンクリートジャングルに住むとどうしても生命維持活動が衰弱してくるのだ。木とか虫とか川とか近くに感じたいと思っている。

校区は関係ない子供はたくましく育つ

これは自身の境遇を振り返るとわかるのだが、ド田舎なのでホワイトカラーもブルーカラーもシングルもアレな一家もごっちゃにした集まりのクラスだった。様々な家庭環境の子供達が同じクラスで仲良く過ごせていた。親の所得や民度に左右されず同級生達はそれぞれ素直に育ったと思う。田舎のせいなのか、単一の文化圏で生活しているという共同体意識のせいなのか、無茶苦茶に悪い人間はいなかった。

私は牧歌的環境で育ったため、最近の校区を重視する親は潔癖症になっているように思えて仕方がない。それゆえ校区は関係なく子供達はそれなりに育つのではないかと楽観的になっている。(自分が田舎に住みたいため無理を言っている可能性は大)

余談だが、今後は移民政策で国籍も文化も異なった人種が教育の現場でも問題になってくるだろうが、それはその時に考えようと思う。私一個人ができることは限られている。

なぜお得な中古物件ではないのか

その家に惚れ込んでしまったから、の理由のみ。物欲とはそういうものだ。

 まとめ

まとめも何もない、一戸建てを買いたいですよ!という意識の表れを文字に起こしただけなのであーる。いくつか共感できる人がいたら嬉しい限りだ。

そして最重要なのが

まだ住宅展示場に冷やかしに行っただけ

という状況なのであーる。っておい!!

今後住宅購入に関して進展があれば報告したいと思う。

 

無駄に長い文でしたがお付き合いいただきありがとうございました。