屈折する星屑エセー

世はさだめなきこそ いみじけれ

平成最後の恋が終わった。

彼、ここでは寅さんと呼ぶことにする。

なぜ寅?

寅といえば日本を代表するプレイボーイ車寅次郎以外にないでしょう。

男はつらいよの寅さんを地でいく彼はそれはもう恋多き男で、これまでに登場した女性は数え切れないほど。。毎回恋愛相談を受けていた筆者含む周囲の人間はかつてのマドンナ達のことは全然覚えておりません。三国志並に登場人物多くて片っ端から忘れていく始末。

きっと本人もこれまでの相手は記憶にないと思います。

実はこれだけが由来ではなくて、さらに寅さんとの異名はここから。すぐに恋に落ちてデートしていい雰囲気になりますが必ず片想いに終わる。付き合えるかなというところで昔の男が現れたり別に好きな男性ができたりと、それ脚本あるの?というくらいのキレイなオチがつく。松竹と山田洋次が後ろにいるのではないかとまことしやかに囁かれる彼。

世の中映画を地で行く人がいるもんです、ほんとに。

 

こんな風にあちこちで片想いスキャンダルを起こしまくっていた彼、寅さんが平成最後の恋が終わりそうと連絡をくれました。

今回はこの顛末を筆者(星の屑30半ば)とウチのカミさん(平成生まれ20代)が検証した記録です。寅さんの恋愛相談はこれまで男性にしかしてこなかったため女性目線での分析は画期的なものがありました。

 

では始めますよー。 

20代は積極的にいってたけど、三十路も半ばになると臆病になったのかなと。今から彼女にLINEをしてもいいかという相談でもあったのですが・・・

 

男はつらいよ 平成最後の恋

 

(♬〜男はつらいよのOPが聞こえて来ましたね)

事の発端は職場の同僚氏の紹介によるもの。

お相手は同僚氏の妻の友人マドンナ氏。

マドンナ氏から同僚氏にステキな男性はいないのかと相談があり、白羽の矢が立ったのが平成の車寅次郎だったのです。

そこで同僚氏は一計を案じ、同僚氏夫婦の家で二人を引き合わせることにしたのだそう。

まぁ、そのホームパーティは盛り上がり大成功に終わったということです。その際に同僚氏夫婦は雰囲気を見計らい、いいタイミングでLINE交換を提案し寅さんは次につなぐことができたのでした。

この時点で寅さんは完全に惚れております。さすが恋多き男。寅さんによるマドンナ評は、これまでに無い清楚な感じで素直で・・・と延々に続きます。これね、毎回同じなので省略。

 

後日、寅さんとマドンナ氏はランチデートをして「また会いましょう」で別れました。さて問題はここから。

その「また」の話が一向に無い。

LINEをしたいが三十路になって臆病風に吹かれた寅さん。いてもたってもいられず同僚氏の妻にマドンナ氏の近況を聞くと「2週間前親友のお母さんが亡くなったからそっとしておいて」という返答。

これを聞いた寅さんは、これはどうしたらいいのだろうか、自分がもし窪田正孝だったらLINEが来たのではないだろうか、という相談を筆者にしてきました。

 

さて、これを聞いたヒロシ役(星の屑)とさくら役(ウチのカミさん)の会話

ヒロシ「いや、これがね。たとえ友達の母親だろうと自分の母親だろうと2週間も間が空いたとして、相手の男が窪田正孝だったらすぐデートするでしょ」

さくら「間違いない。友達の母親が亡くなってそっとしておけっていうのは脈なしなの気づけよ!ってことよ」

ヒロシ「とりあえずLINEしてみるように言うつもりやったけどこれは不利やな」

さくら「それにね、むしろ傷ついていたらそっとするより側にいて慰めてくれよって私ならなる」

ヒロシ「なるほど、女目線は鋭いな」

さくら「しかもいい歳して男振るのに友達の母親を出してくるのはロクな奴じゃねぇ。それは付き合わんで正解。いや、考えてみ?親友の母親が亡くなったとして2週間落ち込むくらいの人間が本当の母親亡くしたら自殺するんじゃない」

ヒロシ「・・・(カミさんこわい)」

さくら「だいぶメンヘラっとる」

ヒロシ「・・・(恋が終わったのを教えてあげよう)」

 以上の会話を伝えると

寅さん「女子がみんな好きな窪田くんにはなれんけど、一人の人から好かれる男になるね!」

寅さん「来月結婚式に呼ばれてるし、そこでまた女の子見つけるね!令和最初の恋を探してみる」

おぉ、さすが切り替えが早い寅次郎。最後に彼はこう付け加えました。

 

寅さん「令和の寅さんになるわ!!」

 

ヒロシ&さくら「いや、それはダメ!!!あんたまた振られるで!!!」

 

以上、男はつらいよ平成最後の恋物語をお届けいたしました。

ご覧くださりありがとうございました。